NT京都2017 参加メモ

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ぴろり
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2017/03/20 19:10
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日々徒然 カテゴリ 電子工作 カテゴリ 電算室 カテゴリ
カバーイメージ

 2017年3月19日、京都西院春日神社境内・春日幼稚園で行われた NT京都2017 に遊びに行ってきました。展示物の感想などの記録。

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道中

  • 11:52 JR 園部→JR嵯峨野線(30 分 500 円)→11:21 JR 太秦
  • JR 太秦→徒歩 5 分→嵐電 帷子ノ辻、天気が良くて幸い
  • 嵐電 帷子ノ辻→嵐電(降車時に後払い 210 円、交通系 IC カード OK、路面電車(∩´∀`)∩ヤホホイ)→嵐電 西院(さい)
  • 昼食:つけ麺 渡辺製麺 追加ネギトッピング(100円)は多すぎて残してしまった。味玉にしておけばよかったかも。
  • ジョーシン京都 1 ばん館を目印に北上、12:30 頃会場着、16:50 頃会場から撤退
  • 阪急 西院→阪急 河原町→マルツ@京都寺町→祇園→夕食(大吉一番で一人焼き鳥)→東西線 烏丸→23:31 二条→園部→24:30 帰宅

展示:境内

 全部の展示を一通り廻りつつ、気づきや思いつき、アイディアを押し付け(?)たりした覚書き。記憶といい加減なメモ書きだけが頼りなので、全部ではありません。申し訳ありません。だいたい入口から順にフロア毎に展示順で。記述の観点や内容は、元機械屋、現ウェブ寄りのソフトウェア屋で、趣味で電子工作(デジタル、弱電)やったりアニメを嗜むカジュアル(?)ヲタクさんからの主観になります。[!] は気付いた点、[?] は疑問、[i] は私の思いつき。

カサネタリウム
 GPS+地磁気センサで測定、サーボ 2 機で目的の方向に傘を倒す。パーツは 3D プリンタで出力。[?]地磁気センサのキャリブレーション [i]高速回転する質量(ジャイロ)で倒れる方向が制御できないかしら サーマル プリンタ+Arduino でその場で名刺を印刷。プリンタへはシリアルでデータ転送。日本語はフォントを PNG 画像にラスタ化して出力。頑張れば漢字もいけそう [!]サーマル プリンタ面白い。LED や 音などの出力に対して、印刷という形に残る出力。
なむれす911
 flat head スキャナに一眼レフカメラのレンズを乗せて被写体をスキャンする。[?]イメージセンサからレンズまでの距離なんかはトライ&エラー? [!]スキャナ解像度の話。12000dpiなんて設定もあるが、やっぱり光学系や機械の工作精度の限界があるのかしら?⇒データが大きすぎてUSBの転送速度が間に合わないとか。 カメラの電源にマキタ工具のデカいリポバッテリを使うネタ。デジカメなんかの電源パック増設はみんな通る道だなー
nicobow
スーファミの筐体に Arduino、コントローラで演奏できる。カセット部に 8x8 LEDマトリクス×2でコード表示など。[i]Multi Trac Recorder化。録音モードで演奏を録音、別トラックにどんどん演奏を追加していって、一人で合奏 [i]マトリックス LED に 16 tickのメトロノーム表示
剣崎
 風で倒れそうになっていたけど、あれ、人が乗れるのかよ!
工房ヒゲキタニコニコプラネタリウム部
 これは凄くてメモも多め(笑) ドームは半径3mくらい、定員 15 人くらいかな [!]農業用ビニールシートでドームを作って、扇風機で送風。骨格はなく、純粋に内圧のみでドーム形状を維持。設置の手間を省力化、骨格があることで綺麗な球形が作りにくい。 [!]家庭用の一般的なプロジェクタに一眼レフカメラ用の魚眼レンズを組み合わせて全天球映像に変換している。これは凄い! 自分もやってみよう! [i]これなら出張プラネタリウムも簡単。地元の天体館もあるし、田舎で星空も良く見えるし、可能性を感じる [!]ドームの設置場所からのパノラマ画像を表示する。遠回りだけど感動→[i]リアルタイム画像+ARで面白いかも。工房ヒゲキタさん、人力アナログ3D。赤と青の高輝度 LED の点光源の周りで模型を動かして、影絵で 3D。プラボードを眼鏡型に切り抜いて色セロハンを貼った自作3Dメガネ。糸ゴムで閉じるようになっている。実際に見てみるとおぉ~っと声が出る。面白い。自分でもやってみる。[i]結晶模型なんかの 3D 影絵を生かした教育コンテンツにできないか

展示:1F ホール

ふぇぎ
 ランド周りにレジストされたベタ パターンがあって、レジストを削るとベタ パターンに即結線できるユニバーサル基板。GND なんかに便利そう。アイディアも単純明快で確かに便利そう…なんだけど、うまく言えないけど、もう 1 パンチ(?)何かが欲しいモヤモヤがする。なんだろうなぁ。自分は電子工作もするけど、そこまで深くないから理解できないんだろうか。秋月のパワーグリッド・ユニバーサル基板に近い?
真時雨
 剣を振ると、Bluetooth 接続された骨が切れる(笑) 剣に加速度センサ、本体(?)側でサーボモータを制御している。[i]振る/切ると音が出る/振動する [i]ゲーム要素を加えてみる。タイミングに合わせて剣を振らないとダメ、+映像で敵の攻撃をよけつつ剣を振る等など
等身大美少女ロボット制作計画
 2 号機まではニコニコ動画で見た記憶があり、DC サーボで頑張ってるなぁと思っていました。やっぱり関節部分のモーター トルクがネックなんだよねぇ。強力モーターを使う→重くなる→…のループ。ただ、最近はドローンなんかが一気に出てきたように、小型軽量で強力なモーターが入手しやすくなっているのかしら? 永い間、この分野は追いかけていないのでよく判らない。アイディアで話していたのは、制御プログラム(ソフトウェア)とロボット(ハードウェア)をできるだけ疎結合にして、API みたいなので使えるようにしたいですねぇ。人間が歩くときも、膝関節をこのスピードで動かしつつ、同時に股関節をその 80% の速度で動かして…なんて考えないように、robotWalkForward(1.0) みたいな抽象レベルの高い命令で動かせるように。で、同じ API 仕様に則っていれば、自由にソフトウェアやハードウェアを組み合わせられると。ミドルウェアとか OS とかって奴ですね。二足歩行制御のスッゴイ人が仲間に居られるようで、制御ソフトウェアに関してはかなりイイ感触らしい。これは期待したい。
TechnoAlta
 水ロケットの空撮動画(VR体験)。発射から着水まで。全方位カメラをロケットに搭載して打ち上げ、スマホ VR で視聴。全方位カメラ、結構きれいに撮れてる。実は VR 初体験(*ノノ) [i]LED無限鏡が綺麗。他ブースで RBG マトリクス LED を使っているところがあったけれど、フルカラー無限鏡をマトリクス状に並べたら綺麗かも。フルカラー無限マトリクス LED? [i]無限鏡は平行に置かれたミラーとハーフミラーだけど、これをサーボなんかで傾けてぐにょぐにょできないかしら?
COSAEL
 ファミコン筐体に RasPi+NES+中華コンポジットビデオ液晶+電池を組み込んでポータブルゲーム機化。ちゃんと完成形にするって大事。Arduinoを利用して、ファミリー ベーシック用キーボードや、X68000 サイバースティックを USB HID として認識させるデバイス。ちゃんと文字も打てる。こういう用途には Arduino がやっぱり向いているなぁ。Raspberry Pi では無駄が多すぎる。

展示:1F C教室

 この部屋はテスラコイルなんかのゴツモノが多目。ちゅーか、みんなテスラ コイル大好きだよなぁ。

kohta_fd
 アナログ回路による audio spectrum analyzer の展示。入力をアンプして、band pass filter に通して、20セグ(だったかな?)のデジタル レベル メータで表示。セグメント数が多くてブイブイ動くので、結構面白い。高周波ノイズを拾っていたのか、無音状態でも高音側のレベルがチロチロ動いていた。
めろん
 素直(?)な Solid State Tesra Coil。電源をブリッジダイオードで直流化して、Solid State でオン/オフしてコイルに投入。電流トランスと IC でオン/オフ タイミングを制御。
domino
 8 インチ フロッピー ディスク ドライブが並んだめちゃくちゃ重たそうな木箱。取っ手がついていたので持ち運べる? これで殴ったら人が死ぬ(笑)

展示:1F A教室

電算軒
 [!]シャドーボックス、カードゲームのカードをパーツに切り抜いて、立体的に見せる二次創作。後ろに RGB LED を埋め込んで光らせる。 [i]LED 1 本を、マトリックス RGB LED に変更、任意の場所を発光できるようにする。 [i]カードに NFC タグなどを埋め込んで、台(プレーヤー)に置くとどのカードが置かれたかを認識して、マトリクス LED の発行パターンを変える。 [i]音や振動なども制御できるようにして、光/音/振動などで戦闘シーンなどの二次創作ストーリを再生できるようにする。 [i]発光パターン/再生音声などの制御シーケンス(シナリオ)をパッケージ化して、配布/ダウンロードして再生できるようにする。 [i]同人声優さんと組んでセリフ [i]複数台のプレーヤーを接続すると、連携してシナリオ再生できる。カード同士のバトルなど。 [i]更にサーボモータ制御まで含めればカードがグリグリ動けるだろうけど、大げさすぎるかなぁ
オークボ(~電子機巧)
 ストローを組み合わせて多面体を作る。これは自分でもできそう。 [i]数学、算数や代数幾何と組み合わせて教材にできないか。
みょこ
 メインの UV レジンよりもスマホ用レジ アプリに興味が(すみません) [i]外で展示してあったサーマル プリンタと組み合わせられると更にレジっぽくなるよなぁ

展示:2F

橘ふぐ
 「漢の加湿器」ってそういうことかヨ!
キャノンボールの会
 手のひらサイズの小型ライントレーサがちょこちょこと走りまわる。ちょっと欲しい。究極までコンパクト化されたら、もっと愛らしいかも。 [i]モータ 2 台の間のスペースに制御基板と電池を倒立して、セグウェイみたいな見た目ってどうだろう? [!]センサが前、モータが後ろなんだけど、これを逆(センサを後ろ)にできないかな?→多分、カーブが曲がれない
沖川 豊(元:造形バカ)
 ラインスケートに 24V の漢前なモーターを積んで電動化してしまった。モーターが漢前すぎ。アルミ削りだしでギア ボックス。ギアもアルミだ! 最近は個人でも CNC を買えるレベルなんだよなぁ(大きすぎる加工物は無理だけど~20万円くらい) 大阪や東京などの都市部には、MAKERS 向けのモノづくり施設があるんだけど、ちょっと離れるとそういうチャンスが皆無なんだよね(´・ω・`) [i]もう自宅でやるか?(ぉぃ
BlueTone
 Arduino+赤外線距離センサでテルミン。音程シートが手書きで味が出てた(笑) [i]LCDを付けて、チューニングモード。音程シートを書くのに便利かも [i]光鍵盤キーボード見たく、次に再生すべき場所をレーザーポイントする [i]複数台のテルミンで頑張れば両手両足頭くらいで 5 重奏できないかな(無茶振り) [i]音程シートを伸縮性のあるゴムで作れば、引っ張って伸縮させてチューニングできるかも?→赤外線距離センサなので音ズレは関係なかった [?]距離(リニア)と音程(周波数)、linear/logarithm で対応させてるのかな?
ををつか
 飛行機乗り向け円盤計算尺。裏面が風力・風向でどれくらい流されるか計算尺。飛行機乗りは是非(持ってねぇよ) RasPi3とHDMI液晶パネルと電池をパッケージ化した自作タブレット。自分も「組み合わせたらできるよね」で終わっちゃうんだけど、やっぱり完成形にするのが大事。[i]計算尺に思い入れがあるなら(思い込み)、自作タブレット上で計算尺アプリを動かせばいいじゃない(マリー
FrogFlag
 タイマー(ATmega)でポンプのオン/オフ(Solid State)、Solid State への信号線はフォトカプラで絶縁。SD カードから読みこんだ wav を再生するモジュール。 [i]せっかくだからこれらのモジュール群を「俺バス」で相互接続できると面白いかも
めむくろ
 緩衝材(ぷちぷち)を速攻で潰す hack。太目のパイプに紙やすりを巻きつけて、プチプチの表面を擦るだけ。正に life hack。なんかダイソーとかで売ってそう。実体はただのパイプだ!(笑)
yama
 触れていないんですが ARM Theremin は欲しい&作りたいと思った。
ikkei
 一見すると超アナログで 7 セグ LED を点灯させるだけのネタ出展かと思いきや、ikkeiplexing という独自の結線方法の実証模型という。凄い。全ての桁を同じ配線で結線できるので、同じ回路パターンのモジュール基板を必要な桁数だけ並べればよい、という部分がステキ&夢が広がる。Charlie Plexing という方法も初めて知った。要は信号線を 0/1 だけでなく、0/High-Z/1 と 3 つの状態で使うことで配線を削減できる。あと Lチカ ペンダントに使われている LED がもう、ビックリするくらい小さくて、これを手作業で基板に乗せていると聞いて二度びっくり。LED チップの大きさが米粒や砂粒レベルじゃないの。小麦粉レベル?
自作ロボット部@伊勢
 パネルロボットは、定型パネルをジョイントで自由に組み上げてフレームを作れる。[i]パネル表面に 2mm 間隔くらいで浅いポンチ穴が並んでいると後々の加工が便利かも。 この時、教えてもらった ESP-WROOM というモジュールが面白そう。20mm角程度の基板に、WiFi モジュールと GPIO やアナログ入力端子、Arduino が乗っていて、WiFi 制御のちょっとしたラジコン ロボットを簡単に作ったり、IoT で色々使えそうな予感! Raspberry Pi Zero W よりも小さい。まぁ、GPIO が少なかったりするけれど、実際、何十も IO を使うことはないので、選択肢としては十分あり。帰りに京都寺町で調達して帰る、が、2.54mm ピッチの変換基板は置いていなかった(´・ω・`) ちなポートのピッチは 1.5mm
 3D プリンタで出力された人間の手の模型について、各指をサーボモータで曲げ伸ばしできる。各指に曲げセンサを装着し(穴を開けた軍手を利用)、曲げ抵抗に応じてサーボを動かす。これは判りやすくて面白かった。
9va-pi
 参加している日本 Raspberry Pi ユーザ グループでも見かけたので、最後に時間を取って色々お話させて頂きたかったのに、忘れてしまっていたorz

展示:屋上

 各フロアの展示の中で、一番ヤバげなフロアでした(褒め言葉)

海苔巻
 多分、一番 mad だった(褒め言葉) アメリシウムとか? 超デカいレーザー モジュールとか? 3相整流ダイオードとか? EMP 装置(電子レンジのマグネトロン+大容量コンデンサ)とか? ブログもぶっ飛んでいて、個人的には大好き。
ぽんず
 お手軽レールガン。レールガンがお手軽の意味とは一体。コンデンサのエネルギは3 ケタ J あるんですが、効率が低いとのこと。ただ実演ではバッツンバッツン大音響が出ていました。その横で一人ビビってました。[!]磁場コイルとバレルの通電路が直列回路。磁場はネオジム磁石などを使うよりも、電磁石で生成した方が強いらしい。
D's Space Lab
 ガッツリ見学できていない。ブレッドボードを使った磁場模型はアイディアが面白い。[i]電線の両端をコンピュータ制御でグリグリ動かせるガジェットがあると面白そう。でも、電線の本数×2(両端)×1(長さ)×2軸(XY)制御だと大変だー [i]VR/AR ゴーグルをかぶって、手元のブレッドボードを見ると磁力線が見えるとか? 「スピリタス(96%)とドライアイスで低温にした果物を食べてみた」…食べちゃうかー(褒め言葉)

まとめ

  • 当初、「行けたら行くか」くらいの弱い動機だったのですが、おかげで「もうこれは毎年参加せねば!」レベルになりました。できれば、近隣の Maker 系イベントの様子も見てみたくなるくらいに。ゆくゆくは自分でも出店できる側でも出てみたいですね。
  • 普段、色々アンテナを伸ばしているつもりでもやっぱり限界があって、こういうイベントでフォローできていない分野のニューロンを活性化できるのは大変ありがたいです。結局、4 時間くらい会場をウロウロしていましたが、退散した後、脳が凄く疲れていました。
  • 小中学生の男子とか、一歩間違うと暗黒面に堕ちそうでイイ感じ。そのうち息子を連れて来よう。

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