先日、アクセスログを眺めていると何故か任天堂からのリファラが残っていました。どうやら任天堂社内のイントラネットにこのサイトの URL が張られ、そのリンクを辿って来られた方がいらっしゃるようです。リンクされていたのは、色弱・色盲の方の視界をシミュレートするCUDGlass の記事で、さすが任天堂ともなると色覚弱者のことも考えていらっしゃるのだと感心させられました。一人でも多くの方にゲームを楽しんで貰いたいという想いの顕れなのでしょうね。
と、同時に私の興味を引いたのはそのリファラでした。どうやら任天堂社内ではバグトラッキングシステムである影舞が使われているらしい…?
ちなみに、アクセスログに残っていたリファラは次のようなものです(一部伏字にしました)
***://bts.***.nintendo.co.jp/kagemai/***/guest.cgi?project=***&action=view_report&id=***リファラには任天堂 のドメイン名(nintendo.co.jp)と、bts のサブドメイン名が見えます。 bts とはおそらくBug Tracking System のことで、 加えて kagemai とあることから、BTS の一つ 影舞 のことと推測されます。また、クエリ文字列にある "action=view_report" は影舞で有効なクエリの一部です。 このことから、このリファラは任天堂社内のイントラネットで稼動している 影舞のレポートページからのものと考えられます。
任天堂社内で影舞を単に掲示板的に使っているだけなのか、 開発の現場で実際に BTS として運用されているのか、これだけでは断言はできません。 最近は社内イントラや業務システムなどの分野でも フリーソフトウェアが採用されるシーンが増えているのは聞いていましたが、 任天堂について、そのイメージは何故か全くありませんでした。 任天堂は何から何までプロプライエタリ製品だけで賄っているんじゃないか、 という私の勝手な思い込みがあったのでこの事実は衝撃的だったのです(苦笑) 実のところ、影舞以外にも Wiki などのフリーソフトウェアがバリバリ活用されているのかもしれません。 ちょっと興味深いですね。
tDiaryや はてなダイアリーのように リンク元を表示するシステムもあるようなので、 リファラを公開することに問題は無いと判断しました。 不都合などありましたらご指摘くださいm(_ _)m