Windows XP で、アプリケーションを再インストールしようとした際に、セットアップ プログラムが "error1327 invalid drive X:
" を発生して再インストールできなくなる現象の覚書き。
状況としては稀なケースで、先立ってアプリケーションがインストールされていたドライブ レターが、再インストール時に存在しない場合に発生するようです。具体的には、アプリケーションを SSD (ドライブ レター=D:
)にインストールして運用していたところ、プチ フリーズが頻発するために SSD を外しました。その後、システム ドライブ (ドライブ レター=C:
)にアプリケーションを再インストールしようとしたところ、D:
が無くなっていたために先のエラーが発生した模様。
セットアップ プログラムは、ドライブ レターが存在するか見ているだけで、以前のインストール先ディレクトリやファイルが存在するかまでは見ていないようです。そこで、管理ツールのディスク管理ユーティリティを利用して、インストールに関係のないドライブのドライブ レターを一時的に変更することで対応できます。インストールが完了したら、また元に戻しておきます。
もう一つの方法は、おそらくこちらの方が簡単で、SUBST
コマンドを利用して、仮想ドライブを作成してしまう方法です。セットアップ プログラムは、古いインストール先ディレクトリに対しては何も操作をしないようなので、DOS プロンプトから以下のコマンドを叩いて適当な仮想ドライブを作成し、セットアップを騙すことができます。
subst D: C:\
作成した仮想ドライブは以下のコマンドで削除できます。
subst D: /D