Google Safe Browsing APIは、Google が実験的に提供しているフィッシング詐欺ページやマルウェア配布サイトのブラックリストです。このリストは Google によって定期的に更新されており、URL をこのリストと照合することでそのセキュリティチェックをすることができます。これを用いて、例えばフィッシング詐欺ページへのリンクを含むコメントの投稿を自動的機械的に阻止したりできます。
今回、このサービスを MovableType のコメント/トラックバックのジャンクフィルタとして利用できるように MovableType プラグインにしてみました。
MovableType の plugins フォルダにコピーしてください。続いて、Google で API キーを発行します。API キーは、Google への問い合わせに必要になります。取得した API キーは、[システム]-[プラグイン]の設定から保存してください。
次に、cron を設定して、run-periodic-tasks が定期的に実行されるようにします。このタイミングで、プラグインは Google にブラックリストの問い合わせを行い、データベースを作成・更新します。
設定は以上です。以降、コメントやトラックバックの文中に含まれる URL が、このブラックリストに存在していた場合、ジャンクとしてマーク(配点:-5)されるようになります。
最初、一発目の Google への問い合わせでは、取得するデータ件数が多いために、スクリプトの処理がタイムアウトする場合があります。その場合、アーカイブに同梱の hash2sql
を利用してみてください。Google から取得したブラックリストを、データベースに直接流し込めるように、SQL 文の形式で小さく分割されたファイルを生成します。
寄せられたコメント (全 1 件中、最新 5 件まで表示しています)
GoogleSafeBrowsingプラグインをMT6環境で利用させていただいています。
こちらの記事に記載の通りにプラグインを導入し、run-periodic-tasksで定期的に実行されるようにしてみたのですが、
以下のようなエラーメッセージが出力されてしまいます。
The requested URL /safebrowsing/update was not found on this server.
googleのdeveloper's guide(v2)を確認してみたところ、アクセス先のURLが変更になっているためと思われます。
もしお時間がありましたら、参照先のURLを変更していただけると大変助かります。
よろしくお願いいたします。