WinDeskWide の紹介記事には多くのブックマークコメントを頂きありがとうございました。頂いたコメントによると仮想デスクトップを実現するツールは他にもあるようで,今回,その中から Francois Ferrand 氏の Virtual Dimension を試してみました。
仮想デスクトップツールとして同様に名前の挙がっていた Virtual Desktop は,Virtual Dimension と良く似た名前ですが,これは,デスクトップの「面積を広げる」タイプのもので,デスクトップの「数を増やす」わけではないのでタイプが異なります。そのため,別のデスクトップに移動しても,起動中のアプリケーションは画面の見えない位置に移動しているだけなので,タスクバーには全てのアプリケーションが表示される点が違います。
今回試してみた Virtual Desktop は先の記事で紹介した WinDeskWide と同じく,デスクトップの数を増やすタイプのツールで,GNU Public License で公開されているフリーウェアです。
- InstallShield インストーラによるインストール作業が必要です。WinDeskWide はファイルをコピーさえすれば使えるので,USB メモリなどに入れて持ち歩くのには少し不便かも。
- 起動するとデスクトップの状態をプレビューする小さなウィンドゥが表示されます。
- システムトレイ上のアイコンかウィンドゥのタイトルバーを右クリック→[Configure]で設定画面(スクリーンショットを参照)が開きます。
- 作成できるデスクトップの数は WinDeskWide が最大 12 個,Virtual Dimension は無制限ですが,そもそも 10 個もデスクトップを作っても管理ができないので実質の問題は無いと思います。
- ウィンドゥ上には起動中のアプリケーションアイコンが表示されており,アイコンをドラッグ&ドロップして目的のアプリケーションを任意の別デスクトップに移動できます。これが直感的でかなり便利です。
- アプリケーションアイコンを右クリックして表示されるポップアップメニューで,アプリケーション毎に振り分けるデスクトップの設定や,最大化・最小化時のカスタム操作が行えます。
- WinDeskWide の場合,これらの操作がダイアログ上でウィンドゥ名を頼りに行う必要がありました。
- デスクトップ毎に名前,壁紙,背景色を個々に設定できます。
- WinDeskWide と同じにデスクトップ毎にショートカットキーを設定して,一発で切り替えることができます。
- デスクトップ切替時に,切り替えたデスクトップ名を On Screeen Display で表示できます。
- マウスカーソルを画面の端に持って行くとデスクトップを切り替えられる "Mouse warp" 設定は,デュアルモニタ環境では不具合があるかもしれません。拡張モニタ側にマウスを動かすと前後のデスクトップに切り替わってしまいました。
- ところどころ Configure での設定変更が動作に反映されていないところがあるようです(未確定)
- プレビューウィンドゥが自動で隠れる機能が作業の邪魔にならなくて良い。
- Firefox や桜エディタなどの SDI タイプのアプリケーションで,別デスクトップからウィンドゥが越して来る現象は同じく発生しています。
- GPL でソースが公開されているので日本語リソースを作れば L10N できるかな?
スクリーンショット






まとめ
少し触ってみた範囲内では,WinDeskWide でできることはほぼ実現できるようでした。OSD がツボにハマって意味もなくデスクトップをパコパコと切り替えています。また,デスクトップ毎に壁紙を切り替えられる機能は大したことが無さそうですが,デスクトップの切替えと同時に気持ちを切替える意味でも意外に重要な機能かもしれません(笑)
Firefox などで外部アプリから URL を開くと,別のデスクトップからウィンドゥが引っ越してくる現象は同じで残念ですが,基本機能に関して云えば WinDeskWide も Virtual Dimension もどちらも遜色はありません。あとは周辺の細かい設定や機能の好みに応じて選ぶと良いのではないでしょうか。もうしばらく Virtual Dimension を使ってみようと思います。