嫌な日記。酷いログだけれど、これもまた記録されるべきログ。
ここ数日また酷い。冬になると周期的に来る。先月も少し底だったのが、昨日今日とまた酷い。
生きるのがイヤ。ツライ。でも何がツライのかよくわからない。かといって積極的に死にたいわけでもない。むしろ死ぬのはいやだ。そもそも生の対は死なのか。消えるという表現が一番しっくりくるのかも。消えたい。
世の中にはもっとツライことが様々にあって、現にツライ思いをしている人がたくさん居るのは頭ではわかる。自分のこのツライのなんて相対的には大したこと全然ないよ。
今の私は、職だってあるし、仕事でも好きなことをやらせて貰っているし、妻とは仲良くやっている(と思う)し、賃貸だけど家もあるし、貯金も少しはあるし、田舎に帰れば親も元気だし、むしろ幸せな方だと思う。何がツライのかよくわからない。
カフカの小説に『朝、目が覚めると虫になっていた』という一説がある。恥ずかしいくらいに読書をしないので、主人公がなぜそうなったのか、その後の主人公がどうなったのかはわからない。その一説をコンテクストを多分に間違って引用していると思うが、もしその一説を、私以外の第三者の視点によって、私が虫になってしまったことを観察されたことによるものだと強引に解釈すれば、第三者は人間から虫に変化してしまった私の心象を推測できるかもしれない。けれど、虫になってしまった私は、果たしてその状況を把握できるのだろうか?
虫になってしまった私は何を考えるんだろうか。そもそも考えるという行為が可能なのだろうか。そして虫になった私は、そのまま誰かに踏み潰されたり、鳥にさらわれたり、その時に何かを考えるんだろうか。何かを思うんだろうか。