観察内容

　自宅のマンションは川崎市の住宅地域にあります(この辺り)　マンションにオートロックなどは無く、誰もが自由にポストのあるエントランスホールに入ることができます。エントランスホールには各部屋毎の集合ポストが設置されており、私の部屋のポストは少し左寄りにあります(右写真、白いラベルのあるポスト)。
　ポストに異なる注意書きを掲示した状態でそれぞれ1週間、毎日何枚のチラシが投函されるかを観察しました。郵便物やマンション管理組合からのお知らせなどはカウントしていません。なんだか夏休みの自由研究気分です。

チラシを入れないでください。監視カメラ作動中。
投函した者の顔写真をネットで公開します。

• 第0段階：注意書きの掲示が全く無い状態
• 第1段階：赤で「チラシを入れないでください。」と掲示。文字サイズは12mm
• 第2段階：第1段階に加えて、赤で「監視カメラ作動中」と掲示。文字サイズは9.5mm
• 第3段階：第2段階に加えて、青で「投函した者の顔写真をネットで公開します。」と掲示。文字サイズは9.5mm

　『監視カメラ』だとか『ネットで公開』だとかの文言は単なるブラフです。チラシごときにカメラを設置するなんてコストに釣り合いません。ただ、ポストのあるエントランスホールを見渡せる位置に、マンションの管理組合が設置した監視カメラがあって、ポスト周辺を含むホール全体を視野に入れています(右写真、中央上) 　とは云え、幾らマンション住人でもこの録画を私的な目的で使うことはできません。

観察結果

　観察を始めてから注意書きが無い状態(第0段階)を忘れているのに気が付いたので、段階が飛んでいます(7/3〜7/9)

　元ネタのページでは、「チラシを入れないでください」の掲示だけでは効果が無いとありましたが、私の住むマンションでは十分に効果が見られました。都内のようなチラシ激戦区(?)ではまた違った結果になると思われますが、立地が郊外で比較的平和なためか簡単な注意書きで十分なようです。注意書きを更に増すことで迷惑チラシは同様にほぼ撃退することができました(第3段階)。
　ところで、カメラを設置して顔写真を勝手に公開したりすると肖像権の侵害に抵触するかもしれないので、ダミーカメラ程度で止めておくのが良いと思います。ご利用は計画的に。