MovableType のタグ機能を使って片手間かつ効果的な SEO を行う

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ぴろり
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2007/01/22 01:07
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 MovableType で構築されたサイトでの SEO(検索エンジン最適化)について。タイトルにもあるようにあくまで"片手間 SEO"なわけで、本気で Google や Yahoo!、MSN の1ページ目に掲載されたい! と云う SEO をお考えの方はちゃんとした(?) SEO 業者をあたってください。
 個人的に MovableType でサイトを作っているけれどちょっとは Google 検索にも引っかかった方が…のような SEO 素人さんに贈ります。

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初級 SEO のための HTML

 SEO とは Search Engine Optimization の接頭語で、要は検索エンジンの上位に自分のサイトを表示してもらうための技術のことです。そのためには夫々のページが検索エンジンによって適切なキーワードで適切にインデックスされる必要があります。この SEO の基本とも云える"適切にインデックスして貰う"ことのために HTML では以下のような記述が使われます。

<meta name="description" content="そのページの概要を簡潔に記述します" />
<meta name="keywords" content="キーワード1,キーワード2,キーワード3,キーワード4,..." />

 keywords にはそのページの記事内容を代表するようなキーワードを選択することが SEO 上では重要になります。これらは簡単なことですが Google、Yahoo!、MSN などの SEO 手法では基本中の基本とも考えられています。

MovableType は SEO に強いのか?

 時々、MovableType は SEO に強い!という話を耳にすることがあるのですが、半分正解で半分間違い、というのが私の持論です。MovableType を用いることによって生成されるサイトは HTML の自由度が高いと云う点が挙げられます。この HTML を適切に記述することで結果的に SEO 上有利になるわけであって、そこには W3C による (X)HTML や CSS による標準化、 アクセシビリティ(Accessibility)への配慮など、様々な要因が深く密接に関係しています。それ故、逆に言えば「HTML 標準に準拠→SEO に有利!」だとか直結な謳い文句を掲げる業者は信じない方が懸命です(笑)

 話を戻して。MovableType を用いることで、生成される HTML をかなり自由に制御することができます。このエントリではこの特徴を最大限に生かした MovableType による SEO 手法の一つを紹介したいと思います。

片手間 SEO のススメ

 この keywords に適切なキーワードを選択することが SEO では重要なわけですが、とは言っても本気で取り組もうとするとそれはそれで大変です。キーワードの設定に億劫になってサイトの更新が滞ってしまったのでは、SEO 以前にサイト運営の危機になりかねません!(大袈裟) そこで、サイトの更新は今まで通り、そしてできるだけ手間を掛けず、片手間的に SEO に有利なキーワードを設定できるような仕組みを考えます。さすがに本気 SEO には敵わないとしても、片手間ながら今ある仕組みを最大限に活用するという方向で。

 幸い MovableType にはバージョン 3.3 以降でタグと呼ばれる機能が実装されました。3.2 以前のバージョンでも Tagwire プラグインを用いることで同様の機能が実現できます。片手間 SEO で重要になってくるのはこのタグ機能です。

アーカイブテンプレートを SEO に有効活用しよう

 MovableType にはアーカイブテンプレートと呼ばれる仕組みがあり、MovableType によって生成されるページをそのページの種類ごとに違えることができます。例えば、記事一つ一つについて出力される HTML、特定のカテゴリの目次ページについて出力される HTMLなど、それぞれ細かに設定できるようになっています。様々な形式で出力されるページですが、そのページ毎に扱う内容が変化するのは当然です。つまりアーカイブテンプレート毎に設定されるべきキーワードは変化するということです。

個別アーカイブ

 個別アーカイブは記事一つ一つについて生成されます。ブログなどの場合、Google や Yahoo!、MSN などの検索エンジン経由で訪れるビジタの多くは個々の記事に直接やって来ます。そこで個別アーカイブにおける SEO とは、その個々の記事を代表するキーワードを設定することに他なりません。MovableType では個別アーカイブに以下のようなテンプレートタグを埋め込むことで、記事毎に最適なキーワードを自動的に設定することが可能です。

<meta name="description" content="<$MTEntryExcerpt encode_html="1"$>" />
・MovableType 3.3 での記述例。記事に設定されたタグをキーワードとして使用する。
<MTEntryIfTagged>
<meta name="keywords" content="<MTEntryTags glue=","><$MTTag encode_html="1"$></MTEntryTags>" />
</MTEntryIfTagged>

・MovableType + Tagwire プラグインでの記述例。記事に設定されたタグをキーワードとして使用する。
<meta name="keywords" content="<MTEntryTags glue=","><$MTTag encode_html="1"$></MTEntryTags>" />

・従来通りの記述例。キーワード欄に設定された文字列を使用している。
<meta name="keywords" content="<$MTEntryKeywords encode_html="1"$>" />

カテゴリアーカイブ

 カテゴリアーカイブは記事のカテゴリ(≠タグ)毎に生成される記事の集まりです。個別アーカイブとは異なり複数の記事内容が集約されていますが、同じカテゴリに属する記事は似た話題を扱う傾向があるため、SEO で言うところのランディングページとしても見逃すわけにはいきません。キーワードの設定としては、カテゴリで扱う内容を総合的に表したものが SEO 的には好ましいですが、MovableType にはカテゴリとタグを包括的に扱う標準的な仕組みが存在しないため少し難しいと言えます。
 そこで Open MagicVox.net では、任意のカテゴリで使われているタグのみを抽出できるよう Tagwire プラグインを改造してこれに対応しています。 以下は改造版 Tagwire プラグインを用いて、そのカテゴリで最も使われているタグのみを 10 件設定しています。

<meta name="description" content="<$MTCategoryDescription words="80" encode_html="1"$>" />
<meta name="keywords" content="<MTTagsInEntries sort_by="count" sort_order="descend" lastn="10" glue=","><$MTTag encode_html="1"$></MTTagsInEntries>" />

インデックステンプレート

 インデックステンプレートで生成されるトップページなど、そのサイトのポータル(玄関)に当たるページでは、SEO 上そのサイトを特徴付けるキーワードを設定するのが望ましいと考えられます。description については <$MTBlogDescription$> が使用できますが、keywords については直接記述してしまうのが無難です。
 一方、そのサイトで扱っている話題=カテゴリの分類分けとも考えられますから、キーワードとしてサイトで使用しているカテゴリ名を列挙することも有効かもしれません。Open MagicVox.net では、全ての記事から最頻出タグを抽出し、これをキーワードとして埋め込むようにしています。

<meta name="description" content="<$MTBlogDescription words="80" encode_html="1"$>" />
・サイトで登録されているカテゴリ名をキーワードとして使用する例。
<meta name="keywords" content="<MTCategories><$MTCategoryLabel encode_html="1"$>,</MTCategories>" />

・Tagwire プラグインでの記述例。記事に設定された最頻出タグをキーワードとして使用する。
<meta name="keywords" content="<MTTags sort_by="count" sort_order="descend" lastn="10" glue=","><$MTTag encode_html="1"$></MTTags>" />

これで MovableType の SEO は完璧?

 ではありません。最初にも述べたようにあくまで SEO における手段の一つに過ぎません。MovableType はテンプレートタグを駆使することで様々な使い方ができ、また多種多少なプラグインを併用することでその可能性は更に増します。例えば拙作の MTGoogleSitemapsPing プラグインを併用することで、Google へのサイトの更新通知を自動化することができます(とさり気なく宣伝)(笑) このプラグインもあくまで手段の一つに過ぎず、SEO は様々な要素が積み重なった上で効果があります。今回紹介した記事が、貴方の SEO のお役に立つことを願って。

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寄せられたコメント (全 3 件中、最新 5 件まで表示しています)

Posted by
中村中村
at
2009/05/13 01:26
ID
oBs6uO1A
返信、ありがとうございます。
ご提示いただいたファイルに変更して見ましたが、既存のタグ・クラウド
からエントリーにリンクが取れなくなる現象が出ましたので、また元に戻しました。
(タグクラウドのタグをクリックすると、タグを紐付けたエントリー一覧が表示されなくなった、という現象です)
この現象はタグ・クラウドも再構築すれば良いのでしょうか?
ここを確かめた後、本題の確認をして見ます。
ありがとうございました。
Posted by
ぴろり ◆OLEEi.VOX.ぴろり ◆OLEEi.VOX.
at
2009/05/12 19:27
ID
ek1cqwzI
こんにちは。
このサイトで利用しているTagwireプラグインです↓こちらでエラーは解消しませんでしょうか?
http://www.magicvox.net/cgi-bin/mt/plugins/tagwire/tagwire.pl
Posted by
中村 ミノル中村 ミノル
at
2009/05/12 15:26
ID
qNe6Cu7Q
いつもお世話になっております。カテゴリー・アーカイブのmeta情報に、
タグ情報を設定できる良い方法と思いました。
そこで、さっそく実施してみましたが、カテゴリー・アーカイブの再構築時に次のエラーが発生しました。
Undefined subroutine
&MT::Plugin::Tagwire::get_pd_indexes called
at /virtual/当方のipアドレス/home/mt/plugins/tagwire.pl
line 330.
なお、330行目は、「;# sub tags {...} の後ろにでも追加します」として追加したモジュールの、
    my $data = get_pd_indexes($blog_id) || get_db_indexes($blog_id)
の部分でした。
(sub tags { と、sub entry_tags { の間に追加しました。)
考えられる対処方法をご教示くだされば幸いです。
どうかよろしくお願いいたします。

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