自宅でファイルサーバの稼動を始めてから、毎月の電気代の支払いが確実に増えました。定期実行タスクがあったり、ストレージとして HDD を最大で 8 台(!)搭載していたり、そんなマシンを一日中電源を入れっぱなしにしていることが大きな要因です。
ちょうどマシンのドライブを換装する機会があったので、各パーツ毎にどれくらいの電力消費があるのか簡単に調べてみました。
消費電力の計測には
サンワサプライの TAP-TST5 ワットチェッカーを使用しました。
ボタンひとつで、電源電圧(V)、消費電流(A)、消費電力(W、VA)、電源周波数(Hz)、力率(PF)、消費電力(kWh)を
デジタル表示できる優れものです。
電気代が気になる電化製品とコンセントの間に挟むだけ使えるので、節電を心がけるには必須アイテムともいえます。
まぁ、普段は使うことは全くない代物ですけれど...(笑)| CPU | MMX Pentium 200MHz |
|---|---|
| メモリ | 192MB (128MB + 64MB) |
| VGA | Canpus Power Window DX。Virge/DXチップ。メモリ 8MB。廃棄PCからサルベージ。 |
| LAN | LA100-PCI-T。アライドテレシス製。廃棄PCからサルベージ。 |
| HDD (C) | Maxtor DiamondMaxPlus9 ATA133 6Y200P0 200GB +5V:670mA, +12V:960mA |
| HDD (D) | Maxtor DiamondMaxPlus9 ATA133 6Y200P0 200GB +5V:670mA, +12V:960mA |
| HDD (E) | Maxtor DiamondMax10 ATA133 6L250R0 250GB +5V:740mA, +12V:1520mA |
| HDD (F) | Maxtor MaxLine Plus II ATA133 7Y250P0 250GB +5V:670mA, +12V:960mA |
| IDE | 玄人志向 ATA133RAID-PCI2 |
| HDD (P) | Maxtor MaxLine Plus II ATA133 7Y250P0 250GB +5V:670mA, +12V:960mA |
| HDD (Q) | |
| HDD (R) | |
| HDD (S) |
| 消費電力(W) | セットアップ |
|---|---|
| 47 | HDD(C) |
| 71 | HDD(C P Q) |
| 95 | HDD(C P Q R S) |
| 116 | HDD(C E F P Q R S) |
| 119 | HDD(C E F P Q R S), 70mmファン×4 |
| 120 | HDD(C E F P Q R S), 70mmファン×4, 80mmファン×2 |
| 123 | HDD(C E F P Q R S), 70mmファン×4, 80mmファン×2, 70mmファン×2 |
ハードディスクの稼動数が増えると消費電力も格段に増えます。
ハードディスク 1 台につき概ね 10〜12W 程度の増加するようです。
一方で冷却用に搭載している空冷ファンによる消費電力はそれほどでもありません。
空冷ファン 10台 で 10W 足らずという結果でした。
これより、ファン台数の増加による電気代の増加を心配するよりも、
ドライブの冷却を優先して寿命を延ばすのが懸命に思えます。
現時点で 120W を超える消費電力を叩き出すファイルサーバですが、これを 24 時間運転となると電気代もバカになりません。 便利は便利ですがほどほどにしておきましょう、ということで(汗)
(消費電力)120W×(一日)24時間×(一ヶ月)30日×(電気料金)22円/kWh=1900円