基本、かつほとんどのアイディアは、Amazonダンボール箱で手作り撮影ブースを作る - ゆめのりょけんを大いに参考に、プラスαしています。変更点としては、クリップを利用して組立て・分解を可能にして、普段使わない時にはコンパクトに収納できるようにしたところです。
今回は、Amazon で書籍などを購入した際に入手できる
XM02
と印字された梱包用段ボール箱を利用しました。撮影ブースの躯体になるので、状態はそこそこ良いものを使います。大きさは、335mm×265mm×73mm(実測値)。
商品と一緒に底板としてラッピングされている段ボールを 2 枚と、適当な白紙を 2 枚用意します。段ボールに白紙を貼り付けて簡易のレフ版を作成します。A4 サイズの白紙が段ボールよりほんの少し小さい程度なので、そのままペタッと貼り付けて完了。直接映るものではないので、折れていたり多少シワっていても問題ありません。
梱包用段ボール箱の手前側(フタの反対側)の壁を崩して、両側の糊しろ部分から幅 4cm 程度のパーツを切り出します。崩した壁はそのままにしておきます。
切り出したパーツを半分に折って、フタの両側 2 箇所に貼り付けます。
100円ショップで買ってきたクリップを利用して、作成したレフ板と本体を組み立てます。レフ板の上部は、先ほどフタに追加したシロを利用します(写真右上)。
フタから底面にかけて背景となる紙または布などを垂らして、適当にクリップで固定します。次に、天井部分に、光源を散らすためのトレーシング ペーパーなどを被せてクリップで固定します。これで完成です。
ハロゲン白熱灯のみで撮影した場合。背景にはただの白紙を使用していますが、模造紙やグラデーション紙、布を使い分ければ、写真の雰囲気を大きく変えられます。
天井にトレーシング ペーパーを追加して撮影した場合。影の表現が柔らかくなりました。
背景に使用する紙は、シワや折れ目が付くと写真にもろに出てしまうので、ラップの芯を廃材利用、天井のトレーシング ペーパーなどと一緒にこれに丸めて入れておきます。撮影終了後はクリップを外してレフ板などを分解、必要なパーツ類全てを箱の中に収納できるので、普段使わないときでも場所をとりません。