企業で使えるオープンソースCMS一挙12種類解説(機能やインストール/管理の難易度評価付き) | Web担当者Forum
MT3.x の時代から"Publishing Platform"を謳っているのに、未だMovableTypeはブログシステムの延長だと考えられているとしたら悲しいですねぇ。MTは立派なCMSですよ。特にMT4から標準搭載されるようになったカスタムフィールドによって、機能的には他のCMSにも引けをとらない十分な機能を持つようになりました。が、このカスタムフィールドが使えるのは商用版だけなんですね。今回のテーマでもあるオープンソース版のMovableType Open Sourceでは、このカスタムフィールドがライセンス上使えません。まぁ、多分、そのあたりの事情でMovableType Open SourceはCMS未満と判断されたんじゃないかとか思うのですが。
ただ、Webベンダが実際にオープンソースのCMSを使ってお客様にシステムを提供する場合、在りものをそのまま納品して「はい、サヨウナラ」なんてことは普通はないと思います。どんなCMSを採用したところで、何かしらシステム的な開発工程が入るはずで、MTOSでカスタムフィールドが使えないのであれば、同等か必要とされている機能部分だけのプラグインを開発すれば済む話だと思うんですよね。そういう点ではCMS12種に並べてMTOSを加えても良かったとは思うのですが…
「カスタムフィールドが使えないのでMTOSでは実現できません」なんて言う様なヘタレWebベンダがどれくらいあるかは知りませんが、とにかくソースコードに対して自社で責任が持てないようなWebベンダは、オープンソース全般には手を出さないほうが無難と言えます。幾らソースコードがオープンでも、結局はそれを弄って理解できる技術スキルが当然必要になってくるのですから、そうでないなら、おとなしくメーカ保障付きのライセンスを買っておくのが安全でしょう。その点、MovableTypeならメーカ保証付きライセンスもMTOSという選択肢とは別に提供されているので安心ですね!(と何故か宣伝)(笑)