「対応」と云いますか…全て Google 先生に任せてしまうだけなんですが。Google の携帯端末用のゲートウェイを利用することで、どんなサイトでも簡単にモバイル対応にできます。ついでにモバイル版ページへの QRコードも用意しておけば完璧です。
http://www.google.co.jp/gwt/n?u=[URL]
[URL] には変換したいサイトの URL を URL エンコードして指定します。このモバイル端末用のゲートウェイを利用してサイトにアクセスすると、携帯電話などのモバイル端末で読み易いように変換して表示されます(このサイトの例) CSS で指定された画像などは表示されず、あくまで HTML を処理しているだけですが、かなり正確に文書構造を再現してくれます。「読む」という部分では全く問題ないように感じました。サイト内のリンクについては、ゲートウェイ利用の URL に変換されるので、ページ内の移動も問題なく行えます。
MovableType で構築されたサイトであれば、トップページだけでなく個々のエントリページからもモバイル用のリンクを用意しておくと便利です。MovableType のテンプレートタグで書くと以下のようになります。
http://www.google.co.jp/gwt/n?u=<$MTBlogURL encode_url="1"$>
http://www.google.co.jp/gwt/n?u=<$MTEntryPermalink encode_url="1"$>
…まぁ、需要はともかく携帯電話などからアクセスしやすいように QRコードを付けてみます(右サイドバー下の例) QRコードの表示には、静的な画像ファイルとして用意する方法と、プログラムを用いて都度、QRコードを求める方法があると思います。静的な画像ファイルは、Web 上で無料で QRコードを作成できるサイトを利用して作成することができます。今回は個々のページ毎に QRコードを設置したかったので、この手間を省くためにも CGI を用いて動的に QRコードを生成するようにしてみました。
QRコードの生成には、Y.Swetake さんが公開されているQRcode Perl CGI & PHP scripts ver. 0.50の CGI 版を使用しました。この CGI では与えるパラメータに応じて、エラー訂正レベルやバージョンをかなり自由に設定することができます。URL をデータとする QRコードは、携帯端末から読み取ると直接その URL に接続できる機能があるのでこれを利用します。
ちなみにQRコードには様々なデータを含めることができるので、URL以外にもこんな使い方もできたりします。
QRコード生成 CGI にパラメータを渡す場合に URL エンコードが必要になるので、少しややこしいです。MovableType のテンプレートタグで書くと以下のようになります。
<img src="/cgi-bin/qr/?s=2&e=L&d=http%3A//www.google.co.jp/gwt/n%3F_gwt_noimg%3D1%26u%3D<$MTBlogURL encode_url="1"$>"%gt; />
実際にモバイルでどれだけ読まれるかは別にして(涙)、Google のゲートウェイを利用することで、携帯端末用に新たに別のプログラムを導入する必要など全くなしに、モバイル端末対応できることがわかりました。しかもサイトの形態は特に問わないので、このサイトのように MovableType の使用の有無は関係ありません。また、QRコードの生成 CGI はアイディア次第で他の使途にも使えそうですね。
寄せられたコメント (全 2 件中、最新 5 件まで表示しています)
例えば、以下のURLを携帯で見たいとします。
http://www.magicvox.net/archive/2008/04061009/
次に、このURLの中でURL中で特別な意味を持つ文字をURLエンコーディングします。
http%3A%2F%2Fwww.magicvox.net%2Farchive%2F2008%2F04061009%2F
すると、GoogleのモバイルゲートウェイのURLは以下の通りになります。
http://www.google.co.jp/gwt/n?_gwt_noimg=1&u=http%3A%2F%2Fwww.magicvox.net%2Farchive%2F2008%2F04061009%2F
さらにQRコード生成用のCGIにパラメータとして渡すために再びURLエンコーディングします。
自分でモバイル対応にしたいのですが、素人のため以下の内容が全く解読できません。
質問レベルも以下のとおりです。
[URL] には変換したいサイトの URL を URL エンコードして指定します。(→ってどうすれば良いですか?)
このモバイル端末用のゲートウェイを利用してサイトにアクセス(→何かソフトを使うのでしょうか?)
すると,携帯電話などのモバイル端末で読み易いように変換して表示されます(このサイトの例) CSS で指定された画像などは
表示されず,あくまで HTML を処理しているだけですが,かなり正確に文書構造を再現し
てくれます。「読む」という部分では全く問題ないように感じました。サイト内のリンクに
ついては,ゲートウェイ利用の URL に変換されるので,ページ内の移動も問題なく行えます。