SixApart から MovableType シリーズ最新バージョンとなる
MovableType 4 がベータ公開されました。
日本語版のお目見えは2007年7月18日ということで、もう少し待たされそうですが、
最新版をいち早く試してみたい方は
英語版がダウンロードできる
のでチャレンジされてみてはいかがでしょうか?
今回のメジャーバージョンアップに伴い
見た目も機能も内側も全てが大きく様変わりをしており、
確かにメジャー番号がインクリメントされただけのことはあります。
その分、MT3.3x からの違いも多く、
MovableType システムベンダにとっては今後の情報に目が離せないことでしょう。
画面やUIについてのレビューは多くのサイトで書かれると思うので、このエントリでは英語版のソースコードを斜め読みしたメモを残しておこうと思います。
とりあえず MT3.35 のソースコードとの差分を取ってみたところ、
変更点が多すぎて追いかけるのは諦めました(苦笑
ソースコードのベースは MT3.3x のものですが、
追加された機能や処理が非常に多くほぼ別物となっています。
管理画面の見た目だけでなく中身も別物と考えたほうが良いでしょうね。
ソースコードをざっと眺めてみて、
幾つか新機能に関する追加コードが見つかりました。
正式なドキュメント類が公開されるのが今から楽しみです。
ユーザ権限をグルーピングなどの概念と併せて効率的かつ統合的に管理する仕組みが実装されました。 かなり高機能で中小企業のサイト運用程度なら十二分です。 ちょっとこのあたりは触り倒してみないと理解できない部分があります。
スパム対策の強力な手段である CAPTCHA が、 今まではプラグインを使って実現していたのが標準で搭載されている模様? 実装部分は疎結合っぽい設計になっているので、 CAPTCHA 画像の生成方式を変更したいなどの要望に応じるのは簡単そう。
プレスにもあったコミュニティ機能の強化の一環と思います。 今までコメンターは TypeKey による認証しか使えなかったのが、 OpenID、 LiveJournal、 VOX アカウント での認証も可能になるようです。 はてなアカウントや ドリコムアカウント にも対応しないかなぁ…
/lib/MT/Template/ContextHandlers.pmを見ると、 たくさんの新規テンプレートタグが追加されているのがわかります。 リファレンスを見ないと詳細はわかりませんがこれは期待できますね。 以下にはいろいろ気になったタグとか。
IfStatic, IfDynamic
CommentParent, CommentReplies
EntryScore, CommentScore , etc.
EntryRank
追加されたタグを見ているだけでも様々な新機能が満載なのがわかります。 とりあえずインストールしてみたものの、まだ全部の機能を試せていない状況で、 それだけ色々と追加された要素が多くて、久々にワクワクしています。 今まで何か凝ったことをしようとすると、 どうしてもプラグインのお世話になることが多かったのですが、 かつてプラグインで無理無理に実現していた多くの機能が 標準でインテグレートされたことの意味は大きいと思います。 ブログシステムとしての基本的な戦闘力が向上している感じです。
気になるのは MT3.3x で動作していた各種プラグインの対応状況です。
ざくっと試した範囲では、テンプレートタグを拡張するプラグインはほぼ問題なく動作しています。
ただ、MT3.3x の Transformer を利用するプラグインは、テンプレートが全く別物になったこともあって壊滅的でしょう。
手始めに mixiSync の移植を試みてみましたが、
MT->add_callback
が何故か動作していないような感じで、
今のところ手も足も出ないという状況です。
寄せられたコメント (全 1 件中、最新 5 件まで表示しています)
たのだけどついに教則本を買ってきた。
http://www.amazon.co.jp/dp/4881665510/
多少二重投資な気もしないではないが、頑張ります。