外箱はかなり大きく、派手にえぐられた正面にブリスターケースに入った本体が見えます。
内容物は、本体・16 ページのユーザマニュアル・ドライバ CD と至ってシンプルです。
専用ドライバをインストールすることで、キー毎にマクロを割り振ったりと細かい設定が行えるようになります。
ドライバをインストールしない場合は USB 標準 HID として認識されるようです。
導入は特に難しいこともないでしょう。
PS/2 フルキーボードとの大きさの比較です。
サイズは縦方向に +3cm 程度、横幅はフルキーボードの 1/3 程度で、デスクトップが狭いと少し窮屈かもしれません。
背面には滑り止めのゴムが両面テープで貼り付けてあります。
見た目相応の重量感で、軽すぎず、重すぎずという感じです。
左手を置いてみました。
手の腹にあたるレスト部分は取り外して位置を二段階に調整できます。
元々がアメリカ人サイズを考えて設計されているため、本体は少し大ぶりです。
手が小さい人は、最悪、レスト部分を外してしまえば一応使うことはできます。
親指のところに 8 方向十字キーと、オレンジ色のボタン、親指の横腹部分にもキーがあります。
その横にはモード表示のための赤・緑・青の LED 窓。
このオレンジ色のボタンが少し固く、他のサイトを見ていると凄く固いように書かれていますが、
私はそれほど酷いようには感じませんでした(少し固いとは感じますが)。
ロット違いで改善されているのかも知れません。
モード切替用途(後述)で使うのであれば、これくらいでも特に問題は無さそうです。
あと、十字キーは 8 方向に入力が可能なものの、
親指の運動範囲を考えると通常のゲームパッドのように使うには少し難があります。
親指の付け根を軸とする回転運動は稼動範囲が大きいのですが、
軸方向には動き難いと感じるためです。
最後に、モード表示 LED の輝度が強くて、眩しすぎるという点も挙げられます。
使用中に LED を直視することは無いのですが、
LED 窓の表面にフロッピーラベルなどの薄いシールを貼り付けてやると光線が優しくなります。
人差し指〜小指にある 14 個のキーとホイールボタン。
キーストロークの感じは嫌いではありません。それほど深い訳ではなく、固さもホドホドです。
ただ、ホイールの回転が固く、もうちょっとスムーズに回ってくれれば、色々使い道もありそうなのですが…
ということで早速、分解(笑 背面の滑り止めゴムをぺりぺりっと剥がして、ネジを数本外すだけです。
この段階でゴムを止めている両面テープがダメになると思うので、修復する時は自前で用意しましょう。
内部構造は至って簡単です。制御用のカスタムチップが 1 個、あとはボタン類のための基盤群です。
問題のホイールボタン。 …う〜ん、作りが安いなぁ…。
エンコーダ部分の遮光板から察するように、ホイール自体の分解能はそれほど高くありません。
こればかりはどうしようもないので、遮光板周辺のクリック用のカム部分にシリコンオイルを注して復元するだけにしておきます。
劇的に改善した訳ではありませんが、購入直後よりは回転がスムーズになりました。
とりあえず、細々と続けている Master of Epic で運用できるか試してみたいと思います。 キャラの移動を親指で行って、スキルの発動や各種動作を 14 個のキーに割り当てて…という感じで。 もしかすると VisualC++ などの開発で凄い威力を発揮するかも!? なんて夢見ていますが。
寄せられたコメント (全 2 件中、最新 5 件まで表示しています)
でもその着想は面白いと思います。
身体能力に合わせた入力デバイスはまだまだ発展の余地がありそうです。