まなびサイエンス

RaspberryPi Model 2B と B+ のパフォーマンス比較

  • 公開 2016/02/06
  • 更新 2017/02/07

 RaspberryPi を購入する際、拡張性も高く色々使える Model B シリーズが一番の売れ筋だと思うのですが、RaspberryPi Model B+ と比べて少しお高い分、高性能になった RaspberryPi 2 Model B では、実際のところどれくらい性能が違うの? ということで調べてみました。

結果

 電源を同時に投入してから GUI が起動するまでの時間や、メニューを同時に選択してからアプリが起動完了するまでの時間を計測してみました。

単位:秒2B (左)B+ (右)
GUI27.0 (100%)48.0 (178%)
Mathematica21.0 (100%)88.7 (442%)
LibreOffice Write17.2 (100%)37.6 (219%)

材料

  • 左:RaspberryPi Model B+, ARM Cortex-A Quad Core @900 MHz, 1GB メモリー
  • 右:RaspberryPi 2 Model B, ARM11 Single Core @700MHz, 512MB メモリー
  • OS イメージ:2015-09-24-raspbian-jessie, 最適化なし, ダウンロードしたイメージそのまま
  • SD カード:Transcend microSDHC 8GB Class4

結論

 何の躊躇なく迷わず RaspberryPi 2 Model B を買いましょう。

 今日現在、RaspberryPi B+ が 4,950円、RaspberryPi 2B が 5,589円と、2B の方が 13% ほど確かに割高なんですが、上の動画で明らかなように性能が段違いです。特に Mathematica の起動シーケンスなど、B+ の方は動いてるの? と思うくらいに待たされてしまいます。メモリ容量が少ない分、SD カードにディスク スワップが発生したりすると、ただでさえ遅い SD カードが足を引っ張って、相乗効果で遅くなる感じです。
 正直に言うと、実験の前、レギュラー ガソリンとハイオク ガソリンの違いくらいだったら、少しでも安い B+ も視野に入るかなぁとも思っていたのですが、ここまで性能が違うと余程の事情がない限り B+ を選ぶ必要はないでしょう。というわけで、Model B シリーズを買うなら、2B 一択です。

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