まなびサイエンス

RaspberryPi の実験用簡易 I/O ボードの製作

  • 公開 2015/09/12
  • 更新 2017/02/07
カバーイメージ

 RaspberryPi で、LED やスイッチなどのちょっとした電子回路を使った工作を試したいと思った時、簡単な回路とはいえ、その都度、ブレッド ボードにワイヤリングするのは面倒です。そこで、RaspberryPi の GPIO 端子に直接接続できるような実験用の小型基盤を作成してみました。ぱっと思い立った時、RaspberryPi のピンヘッダにサクッと刺して実験できるのでちょっぴり便利です。

試作 1 号

外見

 BerryClip という小型のアドオン基盤の既製品があって、この回路図を参考に組んでみました。正論理の LED を 2 つと、正論理のプッシュ スイッチを 2 つ実装しています。これを作った頃は、まだ RaspberryPi 内蔵のプルアップ/ダウン抵抗の機能をよく理解できていなかったため、プッシュ スイッチにはプルダウン抵抗が入っています。

試作 2 号

外見 GPIO ピンヘッダに挿入したところ

 今度はプルダウン抵抗をなくして、データ線を入力/出力で排他的に使用する想定で、正論理の LED を 3 つ、正論理/負論理のプッシュ スイッチをそれぞれ 1 つ実装しています。試作 1 号の経験を生かして更に小型に、また、ケースと併用できるよう基盤を直立にしてみました。1 番コネクタが GND に、5 番コネクタが 3V3 となるピン配列であれば、例えば、GPIO=(9,7,5,3,1)、(9,11,13,15)、(25,23,21,19,17) のように、ある程度自由に GPIO を割り当てられるようにしてみました。プッシュ スイッチのプルアップ/ダウン抵抗は、RaspberryPi に内蔵されたモノを configuration する方向で。
 プッシュ スイッチの系統には電流制限抵抗が挿入されていないため、誤って出力に設定された GPIO を、更に誤ってショートさせたりすると、RaspberryPi がぶっ壊れる可能性がありますので、その点だけ注意です。

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