私の妹の知人で、霊感がある(自称)という霊感少女のお話。私はその霊感少女のことを直接は知らなくて、妹が帰省するたびに「『2014 年に世界が破滅する』『ヨーロッパで地震が来る』って霊感少女が言ってたよ」などなど、色々とデンパなネタを伝聞で提供してくれているだけなのですが。まぁ、それだけならブログに書くほどでも無いのですが、個人的にヒットだった&自分なりにちょっと考えたこともあってエントリに起こしてみました。
霊感少女曰く「四川大地震は、実はアメリカが遠隔操作で中国の核ミサイルを破壊したため」とのこと... な、なんだってー!?
霊感少女曰く;
( ̄∇ ̄;)...えー?
いきなり "遠隔操作で破壊" というのがよく判りません。仮に何かボタン的なものをポチッとすると、狙った敵国の核ミサイルを無効化できるものだとしましょう。ここで一つ「何を以って破壊とするか」ということなのですが、核弾頭を暴発させたり、核物質を無効化したり、機械的物理的に損傷を与えるということなのでしょうかね? 警戒厳重なミサイル サイロに直接攻撃を加える、というのはバレバレですし多分違うでしょう。それって普通の戦争になってしまいます。
とすれば、何かしらの方法で秘密裏に、相手国に察知されにくい方法で、何らかの影響を与えるということでしょう。それも、ほぼ地球の裏側同士にあるアメリカが、中国の核ミサイルを破壊できるという点も重要です。
次に、実用化できている国についてですが、昔からの軍事大国であるアメリカとロシア。イスラエルはもしかしたらアメリカから技術提供を受けたと想像します。軍事情勢に疎いので、その理由は全く判りませんので適当な想像です。既に核兵器を持っている中国やインド、イギリスにフランスのヨーロッパ勢が実用化できていないというのは、実現にかなり高い技術力が必要だからでしょうか? これら三カ国はいずれも宇宙技術を持っていますから、仮に宇宙兵器の類かもしれません。しかし、宇宙空間に何か構造物を打ち上げたとしても、じゃあ実際に衛星軌道からどうやって破壊するのか、というところは相変わらず謎のままです。
そこで考えてみたのが、粒子加速器などで任意の粒子を対象に照射して、何らかの影響を与える装置。例えば、がん治療の現場などでは、腫瘍細胞をピンポイントで破壊するために、陽子線や炭素イオン線などの放射線治療が行われています。粒子の特性や、加速に要するエネルギー、飛翔経路の物質構成などのパラメータに依って、ある距離を飛翔してから核崩壊を起こすといった特徴を利用しています。これと同じ原理で、敵国の核ミサイルの正確な位置が判れば、核弾頭内の核物質を狙って粒子線を打ち込んでやればよいのでは? ただ、地球スケールの距離で、かつ地殻を貫通して粒子線を飛ばすには、甚大な加速エネルギーを与えねばならず設備も大型化します。だから、アメリカとロシアくらいしか実用化できていないのかも。
大量の粒子線を打ち込むと身元バレしそうなのと、粒子加速器が超巨大になりそうなので、身元バレしない程度の低線量の粒子を長い時間をかけてじっくり照射するとしましょう。じわじわと敵国の核物質に影響を与える感じですね。狙ったタイミングで効果を発生しないので、兵器としてはイマイチ使い勝手が悪そうですが、ひとりの兵士も危険に晒さずに、設備が自国で完結するというメリットはあるかもしれません。
先に低軌道を回る人工衛星であれば...とも書きましたが、粒子加速器を数十トンで実現するのは難しそうなので、ここにきて宇宙兵器説は線が薄いですかね。
更に妄想を続けてみます。三角測量と同じ原理で、任意の異なる二箇所から目標に向けて、ニュートリノと反ニュートリノを照射するとか。ニュートリノはほとんどの物質と反応しないので地面に向けて真下に打ち込むと、大部分がそのまま地殻を素通りして地球の反対側に飛び出します。そこを狙って反ニュートリノを打ち込めば、対消滅でエネルギーを発生させることができます。もし、核弾頭や精密機器の内部で想定外のエネルギー集中が起これば、これらの機器を誤動作させることができるかもしれません。ニュートリノを検出するのも非常に難しいので、身元バレもほぼしないでしょう。これは理想的! でもニュートリノ、特に反ニュートリノをどうやって大量に発生させるかが課題ですが。
...という妄想でした(笑)