XAMPPよりも 256 倍簡単! InstaMT で MovableType を始めよう

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ぴろり
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2008/04/02 10:47
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 InstaMT は MovableType が動作するのに必要な Web サーバ、データベース、Perl と MovableType Open Source 4.1 を一つにパッケージしたものです。似たようなものに XAMPP がありますが、XAMPP で MovableType を動作させるためには、XAMPP のインストール後に更に MovableType そのものの設定作業が必要でした。しかし、InstaMT はインストールすれば MovableType が起動するところまで本当に一発です。インストーラで簡単インストール、そして不要になったらディレクトリごと削除すればOKというお手軽さです。
 MovableType に興味があって、とりあえず触ってみたいという方や、出先などでデモ環境が必要になった時などに大変重宝します。また、USB メモリにインストールして持ち歩くこともできるバージョンも用意されています。

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 それにしても、InstaMT (インスタト)なんて、 instant とかけたネーミングは洒落ていますよね。
 インストールの過程や起動までの過程を説明するにも、インストーラのボタンを数回クリックするだけなので、わざわざ画面キャプチャを使って説明をするのが無駄なくらいに instant でした。インストール作業が完了すると、そのままブラウザが立ち上がって MovableType のダッシュボード(初期画面)が表示されます。この手軽さを知ってしまうと、デモ環境を XAMPP で作るのが本当に手間に思えてしまいます。
 インストール時に注意する点としては、インストール先としてC: しか選択できないことです。他のドライブやディレクトリにインストール自体は可能ですが、そうすると MovableType が起動しません(後述) また、既にマシン上で Web サーバや MySQL データベースサーバが稼動していると起動に失敗するので注意してください。

ディレクトリ構成

 InstaMT のインストール先である C:InstaMT を見ると右図のようになっています。MovableType の動作に必要な Apache Web サーバ、MySQL データベース、Perl インタプリタがインストールされているのが見えますね。また www と云うディレクトリがドキュメントルートになっており、肝心の MovableType Open Source は cgi-bin の中にありました。


 MovableType のインストール形態についてですが、mt-config.cgi の内容は次の通りです。MovableType が使用する画像ファイルやスクリプトファイルを納めた mt-static ディレクトリが www のドキュメントルート以下に配置されている以外は、特に変わったところもない素直な構成になっています。試しに MTOS 単品と、InstaMT に含まれている MTOS の差分を取ってみると、幾つかディレクトリが削除されていたりしましたが、動作に影響のないものばかりでした。

CGIPath        /cgi-bin/mt/
StaticWebPath  /mt-static/
StaticFilePath C:instamtwwwmt-static

ObjectDriver DBI::mysql
Database mt
DBUser mt
DBPassword mt
DBHost localhost

 インストール時にインストールパスを C: 以外に変更すると、Apache サーバと MySQL については、その設定ファイルをインストール時に設定したパスに変更して正しく動作するように作られています。しかし、その一方で、MTOS に含まれる各 CGI ファイルが、C:/InstaMT/perl/bin/perl を前提として動作するよう固定されているため、インストール時に C: 以外のドライブやディレクトリにインストールすると Internal Server Error となって動作しません(この行を無理やり書き換えれば動きますけれどね)。ここは少し不思議な動作になっています。

 USB 版では各 CGI 中のこの部分が /InstaMT/perl/bin/perl となっていて、インストールされるドライブのドライブレターに影響されないようになっていますが、やはりルートディレクトリ以外にインストールすると動作しなくなりますので注意が必要です。また、USB 版を使用する時にはできるだけ高速なメモリを使うのが無難なようです。手持ちの数年前に買った USB1.1 接続のメモリでは、画面の移動の度に数十秒も待たされてしまいました。おそらく CGI の処理の為に、裏方の Perl インタプリタが毎回々々 USB メモリ上から読み込まれてしまうためだと思います。

 Perl インタプリタには ActivePerl 5.8.8 (MSWin32-x86-multi-thread)、ビルド番号は 822 が同梱されています。また Web サーバは Apache/1.3.33 で、 mod_rewrite なども組み込まれているので少しは遊べそうですね。ただ、PHP はインストーラに含まれていないため、ダイナミックパブリッシングは使用することができません。そのため、PHP なども利用した本格的に凝ったデモ環境を作りたいのであれば、やはり XAMPP を使用することになりそうです。


 何はともあれ、デモやちょっとした実験などで MovableType の環境が必要になった方には最もオススメできます。ちょっとしたデモ操作程度であれば、わざわざ XAMPP を入れる必要までないでしょうし、何よりも「とりあえず MovableType を触ってみたいんだけど…」という初学者にはうってつけです。初学者にとってみれば XAMPP + MovableType ということ自体が敷居が高いと感じらることも多いものです。こういう面白いプロダクトが作られるのも MovableType Open Source だからなのですね。

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